連楽帳/Blog

2020.12.16

【認知症】対応の仕方で進行が変わる。

岩手県滝沢市のデイサービス、通所介護 楽です。

 

盛岡市、雫石町も対応している、介護施設です。

 

長時間デイサービスをお探しの方にオススメです。

 

 

 

本日は認知症の症状のお話。

 

認知症の症状は、大きく2つにわかれます。

 

それは、

周辺症状と中核症状の2つです。

 

周辺症状と中核症状について知ることにより、

あなたの在宅介護での認知症の方への対応が、

すこしやわらかくなるかもしれません。

 

「ああ、こうなっているんだ、だからこうなんだ」

 

この小さな納得を手に入れてみましょう。

 

それではいきましょー

 

 

 

 

認知症の周辺症状と中核症状

中核症状

中核症状とは

最初にでてくる認知症の症状のことです。

 

記憶障害といった、物忘れが多くなることや

理解や判断力の低下、運転がやたら下手になったことなどが

中核症状のひとつです。

 

他にもありますが、

イメージとしては、

「年取ったなあ…」

っていうようなことが、はじまりです。

 

厳密にいうと、正直ちがうところもありますが、

イメージが大事だと私はおもうので、

「まだ大丈夫」

だとおもって、何も対策しないなんてことがないように

このようなイメージをもってほしいです。

 

 

周辺症状

周辺症状とは

中核症状としてあらわれた

記憶障害や、理解力や判断力の低下にたいして、

本人が不安や焦り、怒り、恐れなどからあらわれる症状です。

 

一般的には、

問題行動といわれる部分です。

 

暴力暴言、うつ状態、迷子などの徘徊、昼夜逆転、不眠、不潔行為などなど…

 

たとえば

中核症状のひとつの記憶障害を例にだすと、

「俺はご飯を食べていない」

という自信をおじいちゃんおばあちゃんがもっていて、

だけど実際はとっくにご飯を食べている場合です。

 

おじいちゃんおばあちゃんからすると、

「ご飯を食べていないはずなのに、みんな俺はご飯を食べたといっている」

「俺は忘れっぽくなったのか?」

「いやいや、そんなはずはない、まだまだ大丈夫だ、だから食べていないのにこいつらが嘘ついてるんだ…」

「こんなにいっているのに、まだ食べたというなんて…もしかして、俺に食べさせないつもりなのか?!」

「まてよ?まさか俺がだめなのか?こんなこともおぼえていられないのか?」

 

上記のような思考がはたらきます。

 

自分の記憶とはちがうことを話してくる介護者への懐疑的思考

自分はほんとうに忘れっぽくなってしまったのかという自信喪失

これから自分はどんどん年をかさねるとものわすれは進むのかという不安

 

などなどがつみかさなり、

もとからある性格もかけあわさり、

「俺は食べたっていってるだろ!!いいからご飯をだせ!!」といった攻撃的になったり

「そうか、食べたのに食べていないっていっているのか俺は…」と鬱状態へすすんでいったり

します。

 

これがもっとすすむと、

自分の記憶にも自信がなくなり、昔の記憶が表にでてきて、

家に帰っているはずなのに

「家にかえります」

などとなります。

 

 

認知症の中核症状と周辺症状はつながっている

 

認知症の症状の、中核症状と周辺症状は

つながっています。

 

最初にでてきた中核症状への対応の仕方で

おじいちゃんおばあちゃんが

不安や焦りがうまるかどうかが決まります。

 

つまり

 

周辺症状への進行のはやさが決まるということです。

 

 

もちろん

 

介護者のあなたはとても大変です。

 

家事や育児、仕事もこなしながらおこなうのは

超人的な域です。

 

無理をしてがんばっていると、

おじいちゃんおばあちゃんも、

不安や焦りがたまっていきますよ。

 

だからこそ

介護保険サービス、

つかっていきましょう。

 

あなたはもうすでにとてもがんばっています。

 

すでにとてもがんばっているからこそ、

これ以上がんばらないようにしてください。

 

あなたが介護保険サービスをつかいこなすことで、

おじいちゃんおばあちゃんの、

不安や焦りを

減らすことができますよ。

 

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