連楽帳/Blog

2020.09.06

【介護士とは】自分色のある介護士を目指そう

尊敬する人はいますか?

私は

介護の実習を行った時、

担当してくれた方を、とても尊敬しています。

この方と会わないでいたら

おそらく私は、

今の私ではなかったです。

介護の世界にもいなかった。

それくらい、影響をうけています。

その方は

利用者さん全員と心をうちとけていて、

どんな方でも対応ができて、

すぐにわからないことは答えてくれて、

私の行ったことへのフィードバックも早く、的確で、

もちろん、他の職員からの信頼も絶大なものでした。

完璧超人でした。

そのころの私は素直さ満点だったので、

「こんな人になりたい!」

と鼻息荒く、実習ノートの記録にも

汚い字で

「どうしたらあなたのようになれますか?!」

とか書きなぐってました。

それも真剣に答えてくれるので

もう、メロメロです。

実習の終わりのころ、

たくさんの職員から、

フィードバックをいただきます。

1ヶ月くらいの実習だったので、みんなともうちとけていたので

いいにくいところもなんでも

話してくれました。

私が楽しみにしていたのはもちろん、

憧れの担当の方。

この方だけ、

話ではなく、

手紙でくれました。

本当は、話してもくれるようだったのですが、

泣いてしまってだめだそうです。

今までも実習生をフィードバックしてきて、

毎回号泣してしまうから、手紙にしたそうです(笑)

この方らしいなあって思います。

手紙の内容は

たくさんの

指摘やお褒めの言葉があり、

ひとつひとつが

心身にしみわたってきました。

実は、

A4で5枚の冊子でして、

最後の一枚には、

1ヶ月おいかけてきた私にとって

驚きの言葉が書いてありました。

「私を目指してはいけない」

こんなことが書いてありました。

詳しく書きます。

この方も、がむしゃらに介護をしてきて、

たまたまどの利用者さんとも打ち解けられるようになったそうです。

他のみんなは、打ち解けられる人や打ち解けられない人がいて

苦労しているのに

「どうして自分はできるんだろう…」

という悩みもあったそう。

しかし、

「それでもいいんじゃないか」

と、長年働いて思い立ったそうです。

自分ひとりで介護をするわけではない、

みんながいる。

誰かにとって打ち解けられない人がいたって、

他の誰かが打ち解けられたらいいじゃないかと。

みんながみんな一緒の介護士なんて、

そんな施設はつまらない、自分だったら行きたくないと思ったそうです。

だから、

「私を目指そうとしないでほしい。

自分色の強い介護士になってほしい」

「もしかしたらそれが原因で

嫌われたり、問題につながるかもしれない。

だけど

それを恐れて、自分がなくなるのはやめてほしい。

誰かに嫌われても、誰かには好かれている

大丈夫。

得意も不得意も

全部、自分。

世界にひとりだけの介護士を目指してください」

なんて、

書いてありました。

熱い…!

私も号泣。

1ヶ月の思いも積み重なって号泣。

技術的な面も教わりましたが

一番は精神面でした。

自分色の介護士を目指そうと思えました。

その実習先の施設長も

熱い人で、その方には

介護って

「愛」

なんだよと教わりました。

これもまた、ずばーんと響いてます。

久しぶりに長々と書いていましたが

今の自分は

尊敬している方に影響をうけて

存在しています。

私はたまたまこんな状態ですが、

あなたも、尊敬している方に影響はうけていませんか?

心に響いたこと、ありませんか?

思い返してみて、

何か行動してみてもいいかもしれませんね。

この、私が尊敬している人とは

もう連絡がとれないのですが、

いつか、また、会いたいなあって思います。

というか、その実習でのノートとか冊子を見返したいのですが、

大切にしまいすぎてどこにしまったかわからなくなっています…

これも、自分色ですね…

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